動脈硬化外来・血管ラボ
・ | 特定健診で受診・治療を勧められたがほんとに治療が必要なのか迷っている。 |
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・ | 生活習慣病を治療してきたが血管に対する治療効果を疑問に思っている。 |
・ | 動脈硬化が心配だが、動脈硬化自体の程度や重症度の診断を受けたり説明されたりしたことがない。 |
➡ こんなあなたは動脈硬化につて専門的に調べましょう。
生活習慣病治療の主目的は心筋梗塞や脳梗塞など動脈硬化による血管のトラブルを防止することです。しかし多くの施設では血圧を単に下げたり、採血による血糖値や脂質レベルの血液データを調べるのみで肝心の血管の状態、動脈硬化の進行度を調べ、それをもとに生活指導や薬物治療をプランすることがなされていません。
津さくらばしクリニックでは血管ラボ(血管検査室)を開設し、従来の血管年齢や頸動脈内膜肥厚度検査に加え、血管内皮機能を調べるなど早期から動脈硬化を察知し、あなたの血管を守ります。
脈管学会専門医、日本心臓病学会上級臨床医である院長が血管の状態を診断し、あなたにあった治療目標をお示しします。
※血管ラボでの検査は原則予約が必要です。
血管ラボ(血管検査室)とは
現在血管内皮機能検査(FMD)は
行なっておりません。
動脈硬化の進行度を的確に診断するため、各種器機を用い総合的に検査を行います。
動脈硬化は図のように始めは血管内皮機能障害がおこり、さらに血管壁のしなやかさが障害され、脂肪成分の血管壁への沈着により血管壁の肥厚、内腔の狭窄が起こりますので各病期に合わせた検査が必要です。
例えば、血管壁のしなやかさや硬さは血管伸展性検査(PWV)いわゆる血管年齢検査が有効ですし、動脈の内膜肥厚や脳血栓塞栓症脳梗塞の原因になるアテローマプラークについては頸動脈エコー検査・内膜肥厚度の測定(IMT)が有効です。
津さくらばしクリニックではこれらの検査に加え、動脈硬化の初期に異常が現れる血管内皮機能検査(FMD)が行えるよう、津、久居、亀山地区では三重大学附属病院に続いて最新の器機(ユネクス18VG)を導入いたしました。
内皮機能の異常をとらえることにより可逆的な段階(治療が有効な初期段階)でより早く動脈硬化を診断することが可能となり、生活習慣病治療の動機付けや動脈硬化の改善に有効です。
検査費用
検査内容 | 検査内容 | 1割負担の方 | 3割負担の方 | |
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保険診療 | 血管内皮機能検査(FMD) |
¥200 |
¥600 |
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血管伸展度検査(PWV) |
¥100 |
¥300 |
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頸動脈エコー検査(IMT) |
¥550 |
¥1,650 |
※診察料は別途申し受けます。
血管検査用器機
血圧脈波検査装置
心電図、心音図、上肢、下肢の血圧を同時に測定します。手と足に脈が伝わる時間の差によって脈の伝わる速さを測定します。動脈硬化が進むほど血管が硬くなるため脈が速く伝わります。年齢ごとの標準的な速さと比較しあなたの血管年齢を判定します。
また下肢の動脈の動脈硬化による血管の狭窄の有無、程度を上肢、下肢の血圧の比から測定します。
超音波検査装置
頸動脈エコー検査にくわえ、下肢動脈の閉塞性動脈硬化症の診断、腹部大動脈瘤の診断に有効です。下肢浮腫やエコノミークラス症候群の原因となる深部静脈血栓症の診断も可能です。
3種類のプローベ(探索子)を装備しているため、心臓エコー検査や腹部、甲状腺、乳腺などのエコー検査も行えます。
血管内皮機能検査装置
半自動化されたプローベ(探索子)をあて、負荷まえの上腕動脈の血管径を測定します。
前腕を血圧測定時のように5分間駆血し前腕を虚血にします。少し手がしぴれますが、駆血解除によりすぐ回復するので心配いりません。
駆血を解除し反応性に拡張する上腕動脈の血管径を測定します。
何%拡張するかで内皮機能を判定します。
▶︎詳しくはこちら(YouTube)
診療案内
女性医師(外科学会認定専門医・プライマリケア連合学会認定指導医)による診療です。
女性総合外来では女性の心と体の健康を目指し、様々な症状について診療いたします。
また肛門疾患に関しては男女とも診療致します。
・ | 健診結果異常の相談治療 |
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・ | 糖尿病、肥満など生活習慣病 |
・ | 乳腺に関する症状 |
・ | 皮膚疾患、皮膚のしこりの相談治療 |
・ | のぼせ、ほてり、動悸、血圧上昇など更年期に見られやすい症状の治療 |
・ | 身長が縮む、背骨が曲がるなど骨粗鬆症による症状 |
・ | 物忘れや尿漏れなどの症状 |
・ | おしりの病気の治療 |
※痔核については日帰り治療(硬化療法)も行います。
木曜午後の診察となりますのでお電話での予約をお願いします。
・ | 特定健診でメタボリックシンドロームと判定され生活指導で禁煙を勧められた。 |
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・ | 長年の喫煙で肺が傷んでいると言われ不安になった。 |
・ | 自分で禁煙したがうまくいかなかった。 |
➡ こんなあなたは是非禁煙外来を受診しましょう。
健康保険(ニコチン依存症管理)にての治療が可能ですが、次のような条件があります。
・ | ニコチン依存症に係るスクリーニングテストで、ニコチン依存症の管理が必要とみとめたものであること。 |
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・ | 一日の喫煙本数×喫煙年数が200以上のものであること(35歳未満は除く) |
・ | ただちに禁煙することを希望し、「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療について説明を受け、当該治療を受けることを文章により同意しているものであること |
*一年以内に治療を行った方は健康保険の対象からはずれます。
以上難しそうな条件がしめされていますが、一日一箱20年間以上吸っていて禁煙したいと思っている方はまず対象になります。
立場上禁煙をせざるを得なくなり、2回失敗したものの最終的に成功して15年になる院長がお手伝いいたします。
▶︎ もっと知りたい方は「すぐ禁煙.jp」へ
・ | 夜眠れない。不安感やイライラがひどい。 |
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・ | 最近億劫でやる気が出ない。自分でも軽いうつ状態のように思う。 |
・ | 膀胱障害や前立腺肥大症はないといわれたが排尿障害がある。 |
・ | 朝立ちが全くない。 |
・ | 最近筋肉が急激におちた。 |
➡ |
こんな中高年の男性の方は男性更年期外来を受診してみてはいかがですか。 |
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いわゆる男性更年期症状はLOH(Late Onset
Hypogonadism)症候群(加齢男性性腺機能低下症)の一部で、テストステロンの低下により勃起障害や下部尿路症状を伴います。同時に筋肉量の低下、うつ、睡眠障害などもおこります。
さらに血中テストステロンが低値ですと全疾患での死亡率、がん、心血管疾患での死亡率が高いことがわかっています。
また低テストステロン患者に補充療法を行うと排尿症状・畜尿症状が改善し残尿量も減少することがわかっています。これは骨盤の動脈硬化改善・血流改善のためと言われ、このように低テストステロンの補充療法は総合的にアンチエージングの一翼を担うとされています。
さらにEDの治療を行うと前立腺癌の悪性化や前立腺肥大症の治療となり、一部のED治療薬は前立腺肥大の治療薬としても認可されています。
テストステロンの測定は保険診療が可能ですが、日内変動の関係より午前中の測定をお勧めします。専門外来受診後、低テストステロン症が疑われた場合再来で午前中に採血させていただくのが理想です。
テストステロンの補充療法は保険診療可能ですのでお気軽に受診してください。
▶︎ED治療やAGA治療は自由診療です(詳しくはこちら)