当院の治療方針
静脈瘤治療に対する取りくみ
津さくらばしクリニックでは治療にあたり
■ | 低侵襲に治療する。 |
---|---|
■ | なるべく原因治療(再発しにくい治療)を行う。 |
■ | 美容的にも満足が行くように考慮する。 |
■ | 患者さんの経済的負担に配慮する。 |
を目標としています。このために保険診療下のレーザー焼灼術を導入しています。
【津さくらばしクリニックの治療方針】
・ | 局所麻酔下の日帰り手術で治療する。 |
---|---|
・ | 適応があれば手術創が目立たない血管内レーザー焼灼術を大伏在静脈や小伏在静脈に対し行う。 |
・ | 大きな瘤が残存しそうな場合はストリッピング術や小切開引き抜き法(Stab avulsion法)を追加し、圧迫療法後瘤が残存した場合は硬化療法を施行する。 |
下肢静脈瘤の治療例
比較的軽症のため日帰りレーザー焼灼術のみを施行しました。
きずはレーザー焼灼用のカテーテルを挿入したところのみですので手術翌日から入浴も可能で傷痕も全くありません。
下肢のだるさも消失しています。
-----------------------------------------------------------------
☞ 院長コメント
すべての病気に言えることですが、早期治療に勝るものはありません。治療しようか悩んだら怖がらずにまず津さくらばしクリニックに相談に来てください。
重症の方で大腿下部から下腿全面が瘤化していました。レーザー焼灼術のみでは瘤が残存し不十分な治療となるため小切開による瘤切除術(stab avulsion法)を18か所おこないましたが、日帰りで治療しています。6か月後には瘤は完全に消失し再発兆候も認めません。
-----------------------------------------------------------------
☞ 院長コメント
さすがに18か所の瘤切除術は大変でしたが静脈麻酔併用TLA麻酔で患者さんは楽そうでした。昔なら全身麻酔、1週間入院のケースです。昔を知っている私には日帰り手術で治るなんて夢のようです。
長年静脈うっ滞性皮膚炎になやまされていた方です。下肢静脈瘤が原因と知り治療に来られました。レーザー焼灼術と小切開による瘤切除術を施行し、術後軟膏治療と弾性ストッキング装着で加療、6か月で皮膚炎は完治しました。
-----------------------------------------------------------------
☞ 院長コメント
一度色素沈着が起こると同じように治療してもこの方のように色素沈着が治るとは限りません。足がかゆくなって来たらすぐ治療を受けましょう。
大腿部で通常焼灼する血管が浅く、ところどころ瘤化していました。レーザー焼灼術では皮膚に近く鼡径部の瘤も残るため日帰りで大伏在静脈のストリッピング術(抜去術)を行っています。治療後の写真は手術後8日めで傷は完全に治っています。
-----------------------------------------------------------------
☞ 院長コメント
TLAという特殊が麻酔剤を使用するようになりストリッピング術も日帰りで可能となりました。全身麻酔で行っていた当時は麻酔が覚めると痛みが強かったり、皮下出血がひどかったですが現在の方法ではほとんどありません。津さくらばしクリニックでは埋没縫合のため抜糸は必要ありません。
膝窩部の網の目状瘤の方です。硬化療法の良い適応のため施行しました。
-----------------------------------------------------------------
☞ 院長コメント
津さくらばしクリニックでは治療法の選択枝を多くもちそれぞれの患者さまにあった治療プランを提案します。
なお、当院では蜘蛛の巣状静脈瘤、一部の網の目静脈瘤は治療対象外となります。
診察の流れ
![]() |
予約 まずはお電話にてご予約をお願いします。診療機関からの紹介状がなくても受診可能ですのでお気軽にお問い合せください。 |
---|---|
![]() |
初診日 超音波検査を行い今後の治療内容をご説明いたします。遠方の方など患者さまによっては術前検査と手術日の決定、手術内容の説明も同日に行いますが診療の都合で検査までお待ちいただくなど少々お時間をいただきます。 |
![]() |
手術前検査 予約していただいた日に来院していただき、医師または臨床検査技師による詳細な下肢エコー検査、血液検査、心電図、胸部レントゲン検査を行います。その後手術日の決定、手術内容の説明などを行います。 |
![]() |
手術日 手術30分まえに来院していただきます。手術は焼灼のみなら30分、瘤切除を追加すると1~2時間程度かかります。 |
![]() |
手術後 原則として手術翌日に来院していただきます。瘤切除された方は創部の処置をさせていただきます。焼灼のみの方は翌日入浴が可能ですが、瘤切除された方は原則5日間はシャワーのみでお願い致します。 |
費用について
施術内容 | 施術内容 | 1割負担の方 | 3割負担の方 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
保険診療 | 初診料+超音波検査 |
約 |
約 |
||
採血・ストッキングの必要な場合 |
約 |
約 |
|||
注射による治療(硬化療法) |
約 |
約 |
(片足)※1 | ||
保険適用エンドサームレーザー (半導体持続光発出レーザー) |
約 |
約 |
(片足) 術後の経過観察は 別途費用がかかります※1 ※2 |
※1 | 片足治療の場合 |
---|---|
※2 | 術後の経過観察は別途費用がかかります |
● |
当院では、医療用ストッキングを販売しております。 |
---|
1470nm エンドサームレーザーと
フリースタイルエコー
津さくらばしクリニックでは三重県で初めて最新の1470nm波長エンドサームレーザーを導入いたしました。焼灼用カテーテル(静脈内に入れるくだ)がレーザー、高周波を問わずもっとも細く、皮膚切開をしなくてもよくなりました。
またケーブルのない最新型エコーを手術に導入し、より迅速な手術を行います。
術後用リラクセーション室
津さくらばしクリニックではすべての下肢静脈瘤手術を日帰り手術で行います。
術後はフルフラットとなる慢性透析用ソファーを完備した個室にてリラックスしていただき、手術のストレスを完全に取り除いてから帰宅していただきます。
スマホにつながる高音質のスピーカーが装着されていますのでご利用下さい。
よくされる質問
![]() |
1.診療機関からの紹介や紹介状がないと受診できませんか? |
---|---|
![]() |
紹介状がなくても診療させていただきますのでお気軽に来院ください。ただお薬情報等が必要ですので、他の診療機関を受診されている場合はなるべく紹介状をいただくかお薬手帳を持参のうえご来院下さい。 |
![]() |
2.遠方ですが治療を受けられますか? |
---|---|
![]() |
レーザー焼灼に加え、小切開による瘤切除を受けられた方は原則として翌日外来受診していただきます。このため近くのホテルにお泊りいただくことも可能です。あらかじめ相談いただければ、初診日に術前検査と手術説明を受けに来ていただき2回め来院時に手術を受けて頂くことも可能です。焼灼のみの軽症例では1週間後の再受診でけっこうです。 |
![]() |
3.いつ手術を受けることが可能ですか? |
---|---|
![]() |
火曜日〜土曜日の午後手術を行っています。 |
![]() |
4.手術にはどんな準備が必要ですか? |
---|---|
![]() |
自己負担にて弾性ストッキングを2種類購入していただきます。また手術中にはいていただく使い捨てのパンツ(200円)や衛生用品を購入していただきます。剃毛は原則として自宅であらかじめ行っていただきます。その他注意点は術前に説明いたします。 |
![]() |
5.手術当日、車を運転して帰れますか? |
---|---|
![]() |
近くの方は可能です。ただ術後は手術の影響を完全にとるため3時間程度クリニックで休憩していただきます。 |
![]() |
6.いつから働けますか? 手術後の生活制限はありますか? |
---|---|
![]() |
デスクワークは翌日から、立ち仕事・肉体労働は4日後から可能です。スポーツやジムトレーニング、旅行は2週間後からでお願いします。レーザー治療のみの方は翌日から入浴可能ですが瘤切除術を受けた方は5日程度シャワーのみでお願いします。 |